新潟県における地域医療再編に伴う吉田病院と加茂病院の指定管理移行について、地域住民の不安を伝え、移行スケジュールの早期公表を求めました。経営企画課長は、地元の不安を和らげるために診療体制を早期に確定することの重要性を認識していると応答しました。加茂病院の職員派遣の有無や、職員の身分と雇用の保証について問い合わせ、病院局長は、職員の身分保護に取り組んでいるが、その達成度についてはまだ確定していないと回答しました。また、県の看護職員臨時就学資金の返還免除の可能性について問い合わせました。総務課長は、加茂病院勤務の職員に配慮して個別に対応する意向を示しました。さらに、新型コロナ感染症対応の防疫作業手当に関する質問に対し、総務課長は、多くの県が5類移行を契機に手当廃止を予定しており、新潟県も同様の対応を検討中であると説明しました。最後に、国からの病床確保料に基づく手当の継続について問い合わせ、総務課長は他県の状況を踏まえた対応を検討中であると述べました。●牧田県央の地域医療再編にからみまして、吉田病院とそれから加茂病院が指定管理に移行するということで、患者がこの再編を心配していて、新しい 体制になったらどうなるのだということを多くの方が心配しているという声をお聞きしました。移行スケジュールを1日も早く公表して、地元の負担を和らげるべきだというふうに思いますけれども、その点いかがでしょうか。◆経営企画課長今現地に住まわれている住民のかたに不安が生じないように、診療科など診療体制を早期に確定していくことは非常に重要だと認識しております。地域医療構想調整会議での合意事項を踏まえた医療提供に向けて、早期に医療体制等を確定したい。●牧田加茂病院について派遣が、そこの決論というのはもう出たのでしょうか。◆総務課長加茂病院については職員の派遣を行うということができない状況でございます。●牧田派遣がなくて、病院のほうはスタッフが確保できる見込みということでよろしいでしょうか。◆総務課長職員の確保については、崇徳会のほうで採用に向けた説明会を開催するとかということで取り組んでいる。●牧田加茂では派遣が実施されないのであれば、今いる職員をきちんと身分と雇用を守るということで約束いただきたいと思いますけれども、局長、いかがでしょうか。◆病院局長職員の身分と雇用を守るということで、100パーセントそれをどこまで達成できるのかというようなことはございますけれども、そういう姿勢で取り組んでまいりました。今それを詰めなくてはいけない時期にきたという認識を進めてまいる考えでございます。●牧田県の看護職員の臨時就学資金のお金を借りていらっしゃるかたが、この制度が200床未満の病院に勤務していないと、返還をしなくてはいけないということで、こういうかたに対しても特例の措置といいますか、返還免除のような形でしていただけないかと思うのですけど、いかがでしょうか。◆総務課長加茂のほうに勤務されている職員のかたに、就学資金貸与者が在籍されているということは承知してございます。吉田病院への派遣も含め、個別の事情を配慮しながら対応してまいりたいと考えております。●牧田コロナ感染症の関係で、防疫等作業手当がでております。病院の実態をお聞きすると、5類に下がってもコロナの対応、変化がないということで大変な御苦労をされている。5類に下がったというだけでこの手当をなくしてしまうのはおかしいのではないかと思う。◆総務課長大多数の県が新型コロナ5類移行を契機に、すでに手当の廃止ですとか、6月議会にあわせた廃止を予定してございまして、知事部局においても、本会議において手当の廃止を提案している。病院局におきましては、他県や知事部局と同様のタイミングで手当のほうを廃止したいと考えております。5類移行後の現場の負担については見直せるものは見直すよう、現場のほうに助言してまいりたい。●牧田国からの病床の確保料ですが、これも9月までは出るということで、9月末までは手当を半額にしたりするというところもあり、せめてこの国からの交付金がきているあいだは、その範囲内でやむを得ないかと思いますけれども、出すということは考えられないのか。◆総務課長他県の状況でございますが、32県中26県で廃止予定となります。私どももそれに見合った形での対応を検討している状況でございます。