本一般質問では、民生委員・児童委員の定数見直しの背景や担当区域の再編状況、なり手不足への対応を確認するとともに、県内医療機関の深刻な経営状況について現状認識と今後の対応を質しました。特に、物価高騰の影響による病院経営の悪化、公立・公的病院の役割と赤字構造、診療報酬改定や政策医療への財政措置の在り方について、国への強い要望の必要性を指摘しています。あわせて、地域医療構想調整会議の進め方を巡り、松代病院の無床診療所化をはじめとした医療再編の手順や合意形成の重要性、上越医療圏における中核病院の方向性と今後のスケジュールについて確認し、地域医療が持続可能な形で維持されるよう慎重かつ丁寧な議論を求めました。●牧田未来にいがたの牧田ですが、よろしくお願いします。何点かお尋ねしたいというふうに思います。最初に95号議案で出されております、民生委員・児童委員の定数の条例の一部改正ということでお聞きしたいと思うんですけれども、三つの市と町で定数が削減になっておりますけれども、この理由についてお聞かせいただきたいというふうに思います。●山田奈麻美福祉保健総務課長民生委員の定数につきましては、各市町村からの意向も聴きながら、増減のほうは今回、条例改正を行ったところです。●牧田 多分、人口も減ってきて、区域が集約されたりということなのかなというふうに思いますけれども、市町村からはこの定数のほかに民生委員のかたの担当の区域とかの変更の要望とか、そういうものが出されているんではないかなというふうに思いますが、そういった状況について教えていただければと思います。●山田奈麻美福祉保健総務課長民生委員・児童委員の一斉改選に向けまして、市町村に対し意向調査はしたところです。それで一部の市町村からは、委員数が多い協議会の集約や組織的な活動の面から分割をしたいといった意見はあったところです。●牧田 じゃあ区域の変更とかというのはあまりないのかなというふうに思いますが、今、答弁いただきました民生委員協議会の分割といいますか、そういったものについては、条例の中には入ってこないと思うんですけれども、今回の改正に合わせて見直していくということもあるということでしょうか。●山田奈麻美福祉保健総務課長見直すこともあります。◆牧田正樹委員ちょっと具体的なんですけれども、私の地元の上越市のほうにちょっとお聞きしたら、今の話で、今は旧上越市に10の協議会があって、旧町村には13あるということなんですけれども、旧上越市のほうに人口が集中してきて、分割をしたいといったような要望を出されているかと思うのですけれども、そういったものについては、特に条例事項ではないのですけれども、市町村の要望に応じて見直していただけるものなのかお聞きしたいというふうに思います。●山田奈麻美福祉保健総務課長今回のことにつきましては、まず各地区の定数配分なのですけれども、こちらのほうは市町村の判断で変更が可能になっております。このため、今回の事案につきましては、周辺の定数が少ない区域との再編が可能ということで、市町村と確認ができたものです。そのため今回、変更はなかったということになります。●牧田じゃあ確認なんですけれども、旧上越市の協議会の数は10のままで、区域を見直して、多いというところは区域を狭くして、ほかのところと分散をしたということでよろしいのでしょうか。●山田奈麻美福祉保健総務課長数のほうは変わらなくて、区域の再編によって対応したということになります。◆牧田正樹委員 上越市に限らずなのですけれども、今、どこも民生委員さん、児童委員さんになるかたというのは、非常になり手がいないというか、大変な仕事ですので、選出にご苦労をされているというふうに思うんですけれども、少しでも活動しやすいようにそういった担当区域の見直しとか、協議会の区域も含めて、ぜひまた市町村の要望をよく聴いて、対応いただければというふうに思っております。それでは、次の質問に移らせてもらいますが、私からもなるべくダブらないようにしていきたいとは思うんですけれども、県内医療機関の経営状況について幾つかお聞きしたいというふうに思っています。お二人からありましたので、ちょっとダブる部分もあるんですが、県内医療機関の現在の経営状況を、所管している福祉保健部としてどのように見ているか、お願いしたいというふうに思います。●浅見裕之地域医療政策課長県内医療機関の経営状況についてということでございます。まず全国的な状況になります。日本病院会が実施した調査によりますと、コロナ前の平成30年とコロナ後の令和5年の比較になりますが、医業の収入のほうは 9.9パーセント増加している一方で、費用のほうが13.6パーセントと、収入以上に増えている状況にあります。また、国の独立行政法人の資料によりますと、一般病院の医業利益率、どれくらい利益が上がっているかという指標ですけれども、コロナ前の平成30年には、 1.8パーセントのプラスでありましたけれども、令和5年度では 2.3パーセントのマイナスと。しかもそれが過去最大という状況になっております。県内の状況ということであります。この点、民間病院の個別の経営状況まで私どものほうで把握し切っているものではございませんが、例えば、県立病院全体で申し上げさせていただきますと、利益率は昨年度26.5パーセントのマイナス。そして厚生連のほうでは、全体で5.3パーセントのマイナスになっております。いずれも、先ほど申しました全国の数字を下回るマイナスとなっていまして、全国と同様に近年の物価高騰による経費の増加などによって、県内医療機関の経営状況は極めて厳しい環境に置かれているものと認識しております。●牧田正樹委員全国の状況をお示しいただいて、大変厳しいということでした。私も調べたところ、病院会など6団体で昨年の診療報酬改定後、69パーセントの病院が赤字ということですし、経常収支でいうと、国立大学病院全体で2022年度は 386億円の黒字だったそうですけれども、2023年度には60億円の赤字。そして、昨年度については 235億円も赤字になっているということです。42病院の内、32病院が赤字ということです。県立病院や厚生連については、今、報道もされておりますとおり、本当に大変な状況になっているかと思います。特に公立、公的病院については、民間ができない、採算が取れないので、公立、公的でやっているわけだというふうに思うのですけれども、よく言われるのが、警察とか、消防とかは赤字だとか、黒字だとかと言わないということで、それと一緒じゃないかという議論もあるということなんですけれども、病院の場合は医療負担もあったり、経営というふうになっていますので、赤字、黒字ということにどうしてもなってしまうんですけれども、改めてやはり公立、公的病院については、赤字でもしょうがないといいますか、黒字にならなければいけないということではないというふうに思っています。そういう中で、先ほどからも議論が出ていますので、ダブって聞きませんが、知事はじめ国に対しても診療報酬の改定とかの要望を上げられているということでありました。最初に浅見課長のほうからありました、診療報酬点数の決め方というか、流れについてはそのとおりだというふうに思うのですけれども、やはりいちばん最初には骨太の方針があって、前に病院協会の講習会、研修会に参加させてもらったら、そこでもうほとんど決まるんだというような内容でした。そういう面では、非常に政府の政策がこの診療報酬についても左右するんだというふうに思っています。今年については、この骨太の方針の骨子案の中に公定価格の引き上げということで入っていますので、ひとまずそこは入れられたということでいいとは思うんですけれども、かといってどれだけの引き上げが行われるのかなということで、非常に不安な面があるかと思います。引き続き、国への要望活動を強めていただきたいというふうに思うんですけれども、その点いかがでしょうか。●浅見裕之地域医療政策課長医療機関の厳しい経営状況を踏まえた引き続きの国への要望ということでございます。これまでも各委員に御説明しましたとおり、私どもは医療経営が厳しい認識のもと、これまでもさまざまな対応で支援をしてきたところでありますし、私どもができることと加えまして、地域の地方の実情を国にしっかり働きかけること、この二つが非常に大事なことと考えております。この物価上昇に見合った適正な収益を医療機関がしっかり得られるように、これまでも続けてきましたけれども、引き続き、早急な対策を国に求めてまいりたいと考えております。●牧田特に診療報酬全体を上げることは必要だと思うのですが、公立、公的病院でいえば、政策医療に対する交付税の交付率ですよね。これがだんだん、近年下がってきているかというふうに思います。当初、6割以上あったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、最近では4割、5割を切っているというふうにも思っています。ここの部分、やはりきちんと、政策医療なので 100パーセントでもいいくらいだというふうに思うんですけれども、50パーセントにも達していないような交付率では本当に低すぎるというふうに思いますが、ここの部分も要望していただきたいというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。●浅見裕之地域医療政策課長公立病院に開設者である自治体が交付している政策医療交付金、ここに対する交付税措置率のことでございますが、どの程度の交付税の措置率がふさわしいのか。こういった詳細分析は、私どもとして持ち合わせはございませんが、いずれにしましても、公立病院に対する政策医療交付金という制度がある以上は、こちらの制度がしっかり続けられるような財政措置は重要なことだと考えております。診療報酬全体の動きにもなりますけれども、病院、医療機関の全体の経営がしっかり持続できるようなさまざまな視点での働きかけを行ってまいりたいと考えております。●牧田ぜひお願いしたいと思うんですけども、多分、診療報酬の改定は今年臨時的にやるということで、やってもらえればいちばんいいんですけども、そういうふうにならないんであれば、緊急的に国から何か支援の補正予算なりをしてもらわないと本当に来年まで、またもつのかということもあるかと思います。診療報酬の改定、引き上げと併せて緊急的な支援、今年度中にですね、早期にやっていただきたいということも含めて、ぜひお願いをしたいというふうに思います。次の質問ですが、地域医療構想調整会議の関係で2点お聞かせいただきたいと思いますけども、1点めは代表質問でもありましたが、地域医療構想調整会議の在り方の問題です。松代病院の無床診療所化っていうのが病院局のほうから話が出されてですね、報道もされているところなんですけども、これからその松代病院の中の機能についても検討していくし、それに連動して地域の医療をどうしていくかっていうのをこれから検討していくということになってるかと思います。今後のスケジュールを見てみますと、松代病院の無床診療所化に向けてなんですけども、今月1回、住民説明会をやって、それから2回目を9月から11月ごろにやるっていうことなんですけども、そこに並列というかその後に魚沼地域の地域医療構想調整会議が行われるということで書いてあります。最初にやっぱり無床診療所化があっての調整会議ではなくて、調整会議の中でそのことも含めてですね、圏域の医療をどうしていくのかをきちんと議論する中で無床診療所化っていうのを病院局が出すんであれば、それでもやっていけるんでないかとあれば、それでいいともというふうに思いますし、そこが先にあって、あとほかをどうしていくかみたいな話っていうのはやっぱり順番が逆じゃないかなというふうに思っているんです。調整会議ってのは非常に大事な会議だというふうに思ってますので、そういった進め方になるのが普通じゃないのかなというふうに思うですけども、その点についてお伺いしたいというふうに思います。●浅見裕之地域医療政策課長魚沼地区の調整会議の在り方、持ち方ということでございます。今回の松代病院の無床診療所化ということにつきましては、病院局が開設者として方針の決定について現段階で公表したものということで承知しております。今後、病院局では関係者ですとか地元住民の意見を頂きながら無床診療所の機能ですとか、それから体制、移行スケジュールについて調整会議で議論いただくことになると承知しておりますが、その調整会議の場で具体的に議論を行うために、調整会議に先立って公表されたものと承知しております。私ども福祉保健部としましては、病院が提供している医療機能が変わるということで地域の医療体制に影響が出る場合は、調整会議においてしっかり地域の関係者と方針を共有しながら、調整、議論を行って、地域の関係者から理解を得ていく必要があるものと考えております。そのため今後、この調整会議の場で知事が本会議でお答えしたとおり、松代病院の入院機能の移行ですとか現地で提供する外来の機能ですとか、そういった具体的な内容についてこれから丁寧に関係者と協議していく状況と承知しております。●牧田そういうことになるんだと思いますっていうか、やはりもっと調整会議がリードしてですね、進めていくべきではないかなと思っているんですけども、じゃあかりにですね、調整会議の中でうまく話が、医療圏の中でまとまらないといいますか、調整できなくてですね、やっぱり松代病院には入院機能ですね、ベッドを残さないとやっていけないということにですね、仮定の話ですけども、そういうふうになったら、また病院局のほうにお願いをして最初の病院局の方針を変えてもらうというか、そういうことも圏域の中で医療が回らない場合はですね、可能性としてはあるということでいいでしょうか。●浅見裕之地域医療政策課長調整会議で合意が得られなかった場合のことでございますけれども、合意に至らないという内容、理由にもよると考えておりますので、現段階で仮のお話にはお答えできるものではございません。●牧田上越の医療圏域の話でいいますと、労災病院の閉院が決まって手術をどういうふうにするかっていうことで、中央病院に増設するという話もありましたけども、結局間に合わない状況ですよね。できるまで本当にオペが上越圏域の中でできるのかっていう心配もまだ残っているわけなんですけども、ぜひそうしたことにならないように、進めていただければというふうに思っています。それから上越圏域の医療再編については先ほどほかの委員からもありましたのでダブって聞かないようにしますが、一つだけ、今後のスケジュールで3月までに結論が出なかったわけですけども、中核病院の関係ですね。今年度内のいつごろをめどにされてるのか、年度末なのか年内とかですね、そこら辺のめどがありましたらちょっとお願いしたいというふうに思います。●浅見裕之地域医療政策課長上越の調整会議での素案の取りまとめのめどということでありますが、私どもとしましては、関係者もさまざまでございます。まだまだ検討、調整すべき点も多いという状況ではございまして、私どもでめどを設定するものではございませんが、調整会議を主導してまとめていく私どもの姿勢といたしましては、今年度中の取りまとめを目指して進めている状況でございます。●牧田今年度中ってことでまた、丸々1年延びてしまうのかなというふうに思うんですがやはりなるべく早くですね、いろいろな病院の関係もあるので福祉保健部だけで主導はできないと思うんですけど、よく調整をしていただきながら早めに結論を出していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。終わります。●牧田持ち帰ります。