2月定例会において、フッ化物洗口に関する条例改正について質疑が行われました。主なやり取りの要点は下記の通りです。フッ化物洗口について条例改正の内容確認「実施」から「推進」への文言変更は整理によるもので、基本方針や内容は従来と変わらず。「フッ化物応用等」には洗口・歯面塗布・フッ化物配合歯磨剤などが含まれる。フッ化物洗口の実施と課題条例上の運用や内容は従来通り。全国的には実施率が低く、県内でも課題や意見がある。虫歯予防への有効性や教員の負担等にも議論がある。保護者・児童への配慮と説明実施には保護者の同意や丁寧な説明が不可欠。希望しない児童・保護者にも十分配慮し、同意書提出やインフォームドコンセントを徹底。差別のない運用を推進する方針。●牧田牧田です。私のほうから1点、確認的なことになるんですが、質問させていただきたいというふうに思います。この本条例の制定時にフッ化物洗口のところがだいぶ議論になっておりました。それで、今回、改正があったわけですけれども、少し確認をさせていただきたいというふうに思います。先ほど、ちょっと議論あったと思うんですが、第11条に基本的施策の実施が改正後に16条で基本的施策の推進というふうに実施から推進に変更になっているんですけれども、これは文言整理ということでいいのかということと、それから第16条の第3号にフッ化物応用等というのがありますけれども、これにはどんなものが含まれるのか、お願いしたいというふうに思います。●笠原義宗委員まず最初の第6条の実施から推進に変わっている点ということでありますけれども、これは現行条例の考え方に変わりはないということで、そこに尽きるかというふうに思っております。また、第16条の3号、フッ化物応用等の内容に何が含まれるかということでございますけれども、フッ化物応用に含まれるものとして、フッ化物を含む洗口液でうがいをするフッ化物洗口、高濃度のフッ化物溶液やゲルを歯に塗るフッ化物歯面塗布、歯みがきの際にフッ化物の配合された歯磨剤を使用するフッ化物配合歯磨剤等が挙げられます。また等に含まれるものとしては、歯科医師等による歯みがき、ブラッシングですかね。また甘味適正摂取の指導等が挙げられるというふうに考えております。●牧田文言整理ということだというふうに思うんですが、それで今回の一部改正によって、フッ化物応用等の実施に当たって変更点はあるのか、お聞きしたいというふうに思います。●笠原義宗委員フッ化物洗口の変更点でございますが、本当に長い間、学校等において安全性に配慮されたフッ化物洗口の普及に向けた取組が推進をされておりまして、こどもの虫歯予防に一定の寄与を果たしていると認識をしております。県民の歯・口腔の健康づくりにおいて、フッ化物応用等の効果的な実施は欠かせないものであるというふうに考えております。その実施に係る考え方については、現行条例からの変更点はないというふうに考えております。●牧田分かりました。私、今、ここで条文に反対するわけではないんですけれども、情勢としては日弁連からこの間、2回にわたって、安全性や有効性、必要性などについて、集団フッ素洗口などの中止を求める意見書が提出をされております。また、WHOはフッ素洗口については、6歳未満については禁忌であるというふうに言っておりますし、それからこの条例が制定されてから17年が経過しているわけですが、全国で東京と大阪以外の45道府県で条例が制定をされております。しかし、今も話がありました、学校などで集団フッ化物洗口は、各県によって実施率がばらばらで、保育所、認定こども園、小中学校、特別支援学校の令和3年の数字なのですけれども、人数で見た実施率については、20パーセント未満が28都府県、全国平均で13.2パーセントという実施率で、全国的にはばらばらで、なかなか進んでいないところもあるという状況にあります。また、識者の中には、洗口率と虫歯の数には相関関係が必ずしも見られるとは言えない状況もあるというふうに言っている人もいますし、それから近年ですと教員の多忙化解消の観点からも考慮すべきだというふうに思っています。個人的には、予防接種の集団接種がなくなったように、フッ素洗口についても集団ではなく、各自が個別に判断をして行えばいいというふうな考えはありますけれども、現状、最低限、フッ素洗口に反対ですとか、心配している保護者が一定数いる中で、現在もやられてると思いますけれども、同意書の提出とかについては継続をしていってもらいたいですし、併せて保護者に対するインフォームドコンセントの徹底、フッ素洗口の有効性ですとか安全性、あるいは副作用や有害性の説明などをきちんとしていただきたい。そして、洗口を希望しない者が差別を受けることがないように配慮を十分に行ってほしいと考えますけれども、所見を伺いたいというふうに思います。●笠原義宗委員フッ化物洗口の実施に当たりましては、保護者からの理解を頂いたうえで推進する必要といったものはあるというふうに承知をしております。そのためには、保護者に対して、事前に説明会や講演会を開催し、フッ化物洗口の方法や効果、また安全性について十分かつ丁寧な説明を行い、実施の希望を確認するとともに、フッ化物洗口を希望しないかたに対しましても、フッ化物洗口液を用いずに水道水で洗口するなど、いろいろな配慮を行いながら、保護者と話し合いながら発達段階に応じたこの対応がなされているというふうに承知をしております。フッ化物洗口を実施している施設内の希望率ですけれども、本県においては97パーセントというふうに聞いておりまして、非常に高い状況であるとも認識をしております。●牧田ぜひ洗口したくないこどもさん本人、保護者のかたにも配慮をぜひ頂きたいと思いますし、今日は教育委員会のほうからも来ていただいていますので、ぜひ今の点、したい人、したくない人がいるわけなので、そこについてはきちんと配慮をしながら、また学校の中でも運営していっていただきたいとお願いして、質問を終わっていきたいというふうに思います。