令和5年11月7日に新潟県議会の普通会計決算審査特別委員会(農地部)で、牧田が小水力発電の導入促進事業について質問しました。令和4年度に5300万円を投じて実施された適地調査について、新発田市、五泉市、上越市、及び阿賀野市(2地区)の調査結果と事業の詳細を尋ねました。農村環境課長は、これらの地域で収支が成り立つかどうかを検討したことを報告し、牧田は新潟県の豊かな水資源を有効活用して小水力発電を推進すべきと提案しました。また、小水力発電施設の維持管理が土地改良区によって行われるべきであり、水利権の確保や収支バランスなどの課題が存在することを指摘しました。農地部長は、特に水不足時の発電問題に言及し、今後も適地調査を継続し、地域活性化と収益向上につながる施策を進める意向を示しました。●牧田それでは、私のほうから1点だけになりますがよろしくお願いします。概要の426ページになりますけれども、農村地域の小水力発電等の導入促進事業についてお伺いしたいと思います。令和4年度の新規事業ということで、調査費になると思いますが、5,300万円ほど盛られているかと思います。ここの調査結果と言いますか、会計の決算年度において、どのような事業をやられたかという詳細をお願いしたいと思います。◆農村環境課長令和4年度の小水力発電の実施につきましてですが、まず適地の調査ということで、主に新発田市、五泉市、上越市において調査をしまして、収支が成り立つかどうかということを検討いたしました。●牧田4地区ということだったのですけれども、今、3つの自治体の名前があがったのですが、どこか2か所ということでよろしいですか。◆農村環境課長阿賀野市が2地区実施しております。◆委員長先ほど、でも阿賀野市とは言ってないと思います。◆農村環境課長すみません、1市落としていまして、新発田市、五泉市、阿賀野市、上越市で調査をいたしております。すみませんでした。●牧田ありがとうございました。4地域ということでありました。新潟県は非常に水が豊富にあるというふうに思いますので、ぜひ有効活用して小水力発電を進めていってほしいと思っているのですけれども、平成26年度に農地部さんのほうでに新潟農業水利施設を活用した小水力等利用促進ということで、検討会を立ち上げられて年度末に報告書と言いますか、これから小水力発電をどういうふうにやっていくかということで、まとめられたものがあるかと思います。それに沿って県内でも何か所かできているかと思います。ホームページを見たのですけれども、小水力については7か所でしょうかね、太陽光もあるわけです、4か所あるわけですが、順次、進められてきているかと思います。小水力7か所というのは平成30年現在の数字なので、それ以降も増えているのかもしれませんけれども、調査されて4つの地区があげられて、今年の予算を見ると、5,300万円ほどになっているのですけれども、まだ今年も続けて、昨年から続けて調査ということでよろしいでしょうか。◆農村環境課長今年度も適地の調査ということで続けて継続して調査をしております。●牧田予算の関係もあると思うのですけれども、今後、この4つを中心として、どのような建設に向けてのスケジュールというか、農地部としてどのように考えられているのかお願いしたいと思います。◆農村環境課長小水力発電施設につきましては、農業水利施設を利用するということで、維持管理につきましてか、管理をする土地改良区が施設の管理をすることになります。そのため、収支バランスはもちろんですが、土地改良区のほうで維持管理ができるのかどうかということもありますので、土地改良区と話し合って進めていくことにしております。●牧田課題がいくつかあるということだと思うのですけれども、まず管理の問題、土地改良区のほうの管理が出来ているかということと、それから一番大きいのは収支が取れるのかということもありますし、それからこの概要のところにも書いてありますけれども、水が少ない時期も水利権というか発電用の水をどういうふうに確保していくかということも課題だというふうに書いてあるのですけれども、場所によって状況は違うのかもしれませんが、そこら辺の状況と言いますか、収支取れるのかとかも含めて4か所の状況をちょっと具体的に進められそうなのか、そこら辺もお願いしたいと思います。◆農地部長今、委員御指摘のとおり、私どもの担当している土地改良施設を活用する小水力発電の一番大きな課題というのが収支、特に水がないときに発電できないというところだと思っております。今回、4地域で収支を検討させていただいたわけですが、当然、非かんがい期に水がないとなかなか収支はもともと取れないということなので、仮に取れたらどうかというようなところも含めて一応検討させていただいた次第でございます。ですので、実際にその水が取れるというわけではなくて、仮に取れたらどうかということで、まず調査をし、今後、土地改良区に冬水が取れればこれくらい収支がいいのだけれども、どうするかというような話をささせていただいたうえで、それで土地改良区がぜひということであれば、河川管理者と水利権の話を進めていくというような段取りを今、考えているところでございます。今後もほかの地域でも、もう少しポテンシャル、仮に冬、非かんがい期に水が取れればというようなところがないかということも引き続き探していきたいないうふうに考えているところで、今のところ将来的にはそのような方向性で考えているところございます。●牧田決算なのであまりあれですけれども、ぜひこの4か所をはじめ、ほかのところでも今、部長が言われたように、有効な水を使ってエネルギー、電気をぜひ発電をして、収入にもつながると思いますし、地域の活性化にもなると思いますので、ぜひ進めていっていただきたいことをお願いして終わりたいと思います。